富山と東京9月号(令和5年)発行
表紙の言葉
立山町芦峅寺に伝わる「布橋灌頂会」
江戸時代に信仰の山「立山」への登拝が許されなかった女性達が極楽往生を願い、白装束姿で白い布が敷かれた橋を渡る儀式。明治期の廃仏毀釈で廃れたが1996年の国民文化祭に合わせて復活した。本年は9月24日に開催される。
目次
■ニュース
■連合会だより
■東京朝乃山後援会だより
■高砂部屋だより
■会員だより
■宇奈月温泉開湯100周年特別寄稿
■随筆「おにぎり一個」【連合会理事・東京入善会相談役 三日市 晧氏】
■郷土の先覚者・正力松太郎連載 第3回
■ふるさとと首都圏をつなぐ
■研修サポート事業報告
■ふるさとメール
■首都圏本部だより
■イベント案内
■編集後記ほか
■協賛広告
編集後記
◆コロナ禍が終息したかのように人出が戻って来た。北陸新幹線のチケットが取りにくくなったと聞く。
9月に入っても猛暑日が続き、台風も連続して発生している。自然には逆らえないが、ひたすら災害の無いことを祈るばかりである。
◆久しぶりの大相撲富山巡業で黒部場所、氷見場所の、両会場とも満員御礼の大盛況だった。幸いにも黒部場所を観戦する事が出来た。朝乃山関を始めとする富山県出身力士ほぼ全員が参加したのは相撲協会の計らいで、日頃見る事が出来ない力士たちの姿を身近にして、写真を撮る人、色紙を手にサインを貰う人、握手を求める人等地元フアンを喜ばせた。
地方巡業は土俵造りに始まり、相撲太鼓、相撲甚句、髷結い、綱締め、腕白相撲、ちゃんこ等、大相撲の伝統文化を惜しげもなく披露してくれる。あわせて観光振興、地方活性化に大きな効果をもたらしている。
巡業を企画、運営した実行委員会、地元関係者の努力は並大抵では無かったろう。
〈菊造り菊見るときは影の人〉
改めて楽しみを頂いた裏方のご苦労に感謝したい。
9月場所は朝乃山関が前頭西2枚目で三役を目指して土俵に上る。
富山県出身力士も、それぞれ番付を上げての戦いだ。富山巡業で受けた声援を糧に、国技館を沸かせてくれる事を期待する。