富山と東京12月号(令和2年)発行
表紙の言葉
世界遺産・五箇山合掌集落の雪景色
五箇山のたいらスキー場で冬の国体が開催されたのをつい先日のように思い出されます。気がつけば、もう次の雪降る季節を迎えました。
一方で今年は疫病に翻弄され長く我慢をする一年でした。そのトンネルを抜ける明かりはまだ射し込んできません。
何事もなく富山との間を自由に行き来できることがこんな幸せな事だったのかと感じた年でした。
いつも年末になると思う、来年こそはいい年でありますように、その願いは殊更強く感じています。
写真・記事提供:(公社)日本写真協会会員 奈雲 誠氏
目次
■目次
■ニュース
■東京朝乃山後援会だより
■ふるさと母校紹介
【富山県立南砺平高等学校】
■黒部市ふるさと寄付金
■連合会だより
【桑山会長が新田新知事を表敬訪問】
【企画委員会】
■ふるさと訪問旅行
■連載「玄冬残日録19《独りシアター》奇跡の麦」【東京城端会 久藤弘之氏】
■随筆「良薬は腰に痛し」【連合会理事・東京入善会相談役 三日市 晧氏】
■昭和会ゴルフ第187回コンペ報告
■伏木海陸運送が強豪相手に善戦 第91回都市対抗野球大会出場
■ふるさと企業応援事業 告知
■首都圏本部だより
■きときと空港利用促進キャンペーン
■映画「大コメ騒動」PR
■イベント案内
■秋の叙勲・書籍紹介・編集後記
■協賛広告
編集後記
◆2020東京オリンピック、パラリンピック開催で全世界から、大勢の人たちが集う世紀の祭典で日本全国が賑わう期待の年で有ったはず。
しかし、中国で突如発症した新型コロナウイルス感染が全世界で猛威を振るい、感染拡大防止第一のため、あらゆる社会経済分野に於いて大打撃を受ける大混乱の年となった。
県人会でも、3月以降の行事の殆んどが、中止を余儀なくされた。
又、ふるさと富山県と、会員が集い交流する最大のイベント「懇親のつどい」が延期開催もこころみたものの、過去に例がない、初めて中止せざるを得なく成った。
◆コロナ騒動の1年を振り返る。
1月に新型コロナ感染のニュースが流れて以降、2月28日文科省が、小、中、高校を3月2日から春休みまで一斉休校を発表。3月11日高野連が、甲子園春、夏の大会中止を決める。3月24日国際オリンピック委員会が開催を1年延期し、2021年7月23日開会式と決めた。
3月29日 俳優・志村けんさん、4月に女優・岡江久美子さん、評論家・岡本行夫さん等著名人がコロナ感染で亡くなり大きな衝撃が走った。
4月7日東京を含む7都府県が、16日には全国に拡大し政府は緊急事態宣言を発令した。
大相撲では、春場所は無観客での実施、夏場所を中止と決めた。
コロナ禍の中、8月安倍総理大臣が持病の悪化を理由に辞任、菅義偉総理大臣が誕生し新内閣が発足した。
9月台風10号の影響で、熊本はじめ九州地方で大きな豪雨被害をもたらした。
コロナ禍は、年末に向けて依然と感染者が増加し、再び営業時間制限も出されている。
何とか、この年の瀬を持ってコロナ禍の収束を祈るばかりです。
♦朝乃山関は3月25日、待望の大関昇進を決め、コロナ禍のなか相撲界を盛り上げてきた。
綱取りに挑んだ11月場所は、初日は、期待通り悠々の勝ち星発進で期待が膨らんだ。
だがその取り口で、予想だにしなかったまさかの怪我による休場のニュースには、唖然とした。
今場所は、上位陣の休場が目立ち、特に朝乃山関の居ない場所は、観戦にも力が入らない。
その後快復に向け順調との事、完治し、新春の初場所は大いに期待を込めて応援したい。