富山と東京10月号(令和3年)発行
表紙の言葉
ナナカマドと立山連峰
北アルプス・立山連峰が紅葉の見頃を迎えている。赤いナナカマド、黄色のダケカンバ、ミネカエデが全山を染め上げるこの時、緑のハイマツと白い岩肌とのコントラストが秋の天空の楽園を彩り、ここを訪れる人の心を沸き立たせる。
目次
■ニュース
■連合会だより
■第53回合同追悼法要
■ふるさと母校紹介【南砺福光高等学校】
■ふるさとと首都圏をつなぐ
【塩谷建設株式会社 代表取締役 塩谷洋平氏】
■随筆 孫と買い物【連合会理事・東京入善会相談役 三日市 晧氏】
■郷土の先覚者 安田善次郎 没後100年
「凶刃に断たれた《青春》の夢」(最終回)
■小矢部市ふるさと納税紹介
■ふるさとメール
■首都圏本部だより
■連載「玄冬残日録 29」 十一面観音と坊主そば【東京城端会 久藤弘之氏】
■東京朝乃山後援会だより
■高砂部屋だより
■イベント案内
■編集後記
■協賛広告
編集後記
◆朝乃山のいない相撲は見たくない、と言われる毎に責任を感じる。9月場所が波乱の中で幕を閉じた。
余計な話だが、日本相撲協会は果たして大丈夫かと心配になる。
照ノ富士は、新横綱の場所で見事な優勝を飾った。が休場していた白鵬は引退した。
2人の大関は、辛うじて勝ち越した。ひとり横綱と成った照ノ富士も膝に爆弾を抱え、横綱、大関不在になる可能性を真顔で心配する相撲ファンの声も聞こえる。
この非常事態に、相撲協会の逸材、朝乃山を長期休場させたままで良いのか。今こそ賢明で冷静な判断が求められている。
◆人は五感により生を謳歌している。すなわち味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚により、互いに相手を理解しコミニュケーションを図り人間関係を形成している。
しかし新型コロナ禍は、これらを分断してしまった。
操作もまま成らぬリモート会議、テレワークは誠に味気がない。視覚と聴覚のみでは、本当の感覚は伝わらない。一日も早く五感を取り戻し、体も心も健康な秋を迎えたい。